2012年10月22日

CBD-COP11 現地レポート No.8

(10月17日)
 16日のサイドイベントでは約60人ほどの参加者がありました。日本の他に、インド、ケニア、カナダ、アルゼンチンの発表者から自国のマリーンIBAの紹介がありました。
 サイドイベントでの報告が終わり、帰国の途に着きます。日本までは途中マレーシアを経由し、約15時間の旅です。今回のCBD-COP11のブログ報告もこの辺りで終わります。

写真:サイドイベントの会場の様子
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CBD-COP11 現地レポート No.7

(10月16日)
 午前中は、バードライフ・インターナショナルのミーティングに参加し、重要海域(EBSAs)の承認に関する本会議の動きを共有しました。
 午後からは閣僚級の協議が始まりました。会場は先週に比べて人が増え、警備も厳しくなっています。本会議場の中やコンタクトグループでの協議は淡々と進められています。
 今日は、午後からバードライフ・インターナショナル主催のサイドイベント「海洋と沿岸域の生物多様性:重要海域の選定」が開かれ、そこで、私たちは日本のマリーンIBA(Marine Important Bird Area in Japan:海鳥を指標とした日本の重要海域)について報告しました。
 このサイドイベントは、EBSAsの候補地を選定するのに役立つように、バードライフ・インターナショナルがパートナー団体と研究者の協力を得て作成した、The marine IBA e-atlas, www.birdlife.org/datazone/marine を、このCOP11会場で、お披露目することが主な目的です。
 The marine IBA e-atlasを完成するのに、バードライフの担当者は3ヶ月余りほとんど寝ていない生活を送っていたそうです。e-atlasでは、海鳥を指標とした世界中の重要な海域がとてもきれいに表示されます。日本のマリーンIBAも表示されますので、ぜひ上記のウェブサイトをご覧ください。

写真:The marine IBA e-atlas を紹介するバードライフ担当者
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2012年10月19日

CBD-COP11 現地レポート No.6

(10月15日)
 午前中は、バードライフ・インターナショナルのミーティングに参加。その後、本会議場において行われている、海洋と沿岸域の生物多様性の保全についての議論を傍聴しました。
 先週からの課題となっていた、ワーキンググループが提案する重要海域(EBSAs)の候補地をCBD会議で承認するかどうかについての議論では、EBSAsに選定されることで法的な拘束力がどの程度生じるかという点で、その扱い方に意見が分かれていました。
 今日の会議では、CBD事務局から新たにドラフト文書の修正案が提案され、この修正案に対して、日本を含め他の国も承認し、議論は終了しました。
 この他に本会議場では、サンゴの白化を防ぐための具体的な方策、そして、海洋への影響評価の研究や戦略的環境アセスメントを進めていくうえでのボランタリーなガイドラインの開発などについて議論が続けられました。
 午後からは、明日のサイドイベントの準備に追われ、忙しい一日でした。

写真:本会議場の様子
本会議場内の様子

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CBD-COP11 現地レポート No.5

(10月14日)
 今日は日曜日で、海洋関係の会議は非公式の集まりも含めて、動きはなかったようです。バードライフ・インターナショナルのマリーンIBAチームとホテルで合流したので、日中はサイドイベントの打ち合わせをし、夜はバードライフのインドのパートナーであるBNHS (Bombay Natural History Society)の招待で、’アース・ヒーロー’の授賞式に出席しました。’アース・ヒーロー’は、スコットランド・ロイヤル銀行が、インドの自然保護に貢献した人に送る賞で、今年は9名、3団体が受賞しました。ここでは、9名のうち、著名な鳥類学者のSalim Aliにちなんだ、Salim Ali賞を受賞した2名を紹介したいと思います。
 国際Salim Ali賞を受賞したPavan Sakhdev氏は、生物多様性を経済的な観点から、その価値を測るというTEEB (The Economics of Ecosystems and Biodiversity)の概念を提唱した人です。CBD-COP11開催中の受賞者として最もふさわしいと言えるかもしれません。もう1名はBNHS Salim Ali賞を受賞したRavi Sankaran博士です。Salim Ali鳥類 センターの所長で、BNHSの鳥類学者でもあった博士は、絶滅危惧種であるインドショウノガンをはじめ、様々な鳥の研究と保全に尽くしたということです。残念ながら、2009年に45歳の若さで亡くなり、その後、奥さんと息子さんも事故で命を落としたということで、授賞式にはご両親が出席していました。BNHSの職員も多く出席していた授賞式でしたので、若くして亡くなった彼を惜しむ声を聞きました。授賞式に続いて夕食会となり、いろいろな国のバードライフ・パートナー団体の人達と話す良い機会となりました。

写真:国際Salim Ali賞を受賞したPavan Sakhdev氏
国際Salim Ali賞を受賞したPavan Sukhdev氏.jpg
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CBD-COP11 現地レポート No.4

(10月13日)
 13日、14日とも会場でのサイドイベントはありません。しかし、ドラフト文書案の策定のために、ワーキンググループやコンタクトグループの打ち合わせや調整が行われています。
 私たちは午後からNGO間での打ち合わせを行ない、ワークショップで提案されたEBSAs候補地が認定されるには、今後どうすれば良いかを話し合いました。
 その後、ホテルに向かう車を待つ間に、会場近くの池で野鳥を観察しました。日本にはいないミドリハチクイや見ることのあまりないオウチュウの仲間などが見られたほか、サギの仲間のIndian Pond Heronとタゲリの仲間でRed-wattled Lapwing、小さなウの仲間Little cormorantが見られました。30分ほどの短い間でしたが、18種を観察できました。日本との共通種としてはオオバンやカイツブリ、トビ、ツバメで、その他は初めてみる鳥ばかりでした。

写真:会場近くの池
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posted by IBA-WBSJ at 20:33| CBD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

CBD-COP11 現地レポート No.3

(10月12日)
 午前中は、パートナー団体であるバードライフ・インターナショナルのミーティングに参加しました。ここでは毎朝、その日の本会議の議題や、コンタクトグループの動き、サイドイベントの情報などが共有されます。
 その中で、アフリカの事務局の方から、重要海域(EBSAs)のワークショップで提案された候補地をCBD事務局が認めるかどうかについて、日本と中国が反対していることを聞きました。午後にNGOのメンバーの集まりがあるので出席して欲しいということでした。
 日本政府はこれまで、各地域で開かれたEBSAsの候補地を選定するためのワークショップに資金的な援助をしていますが、会議では、その候補地の認定に反対という立場を取っているようです。今後の動きを見ていきたいと思います。

写真:バードライフの朝のミーティングの様子
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posted by IBA-WBSJ at 20:22| CBD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

CBD-COP11 現地レポート No.2

(10月11日)
 さて、11日は、サイドイベントの一つ、「Sustainable management of coastal and marine biodiversity」に参加しました。
 インドのMSSRFという団体の主催で、沿岸域と海洋のエコシステムが私たちに生態系サービス(私達が自然から受ける恩恵)を与えてくれているが、人間活動や気候変動などの影響で、そうした自然の恵みが減少していること。保全と同時に、持続可能な利用が重要であり、エコシステムの保全には科学的な根拠に基礎を置く一方で、沿岸域に暮らす住民の多くが、生活の糧を海に頼っており、持続可能な利用には、彼らの生活の安定が重要だという内容でした。地域社会(コミュニティ)に収入が入るしくみや、余ったエネルギーや物品をそれらが乏しい地域に与えるしくみを作ることの必要性が訴えられ、コミュニティが収入を得るためのマーケットのサポートやコミュニティを管理する側に巻き込んでいくことが、生物多様性の保全のうえで重要であることが強調されました。インドでは実に2億5000万の人々が沿岸域に生活しており、海洋保全はこうした人々を守るためにも重要課題であると認識されつつあるようです。

写真:サイドイベントの様子DSCN9787.JPG
posted by IBA-WBSJ at 20:07| CBD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

CBD-COP11 現地レポート No.1

 第11回生物多様性条約締約国会議(CBD-COP11)は、インドのハイデラバードにおいて、10月8日~19日にかけて開催されます。生物多様性条約の中で扱う範囲は、希少種の保護、気候変動、人間の経済活動との関係、海洋と沿岸域の保全、バイオ燃料、資源の配分や保全を進めるうえでの資金確保などと多岐にわたります。
 こうした複数にわたる分野のうち、私たちが今回のCOP11に参加している目的は、「海洋と沿岸域の生物多様性の保全」について、特に焦点の置かれている、@「生態学的、生物学的にみて重要な海域(Ecologically or Biologically Significant marine Areas, 以下、EBSAs)」についての情報を得ること、そして、AEBSAsの選定の際に、その候補地として関連してくるマリーンIBA(Marine Important Bird Areas, 海鳥を指標とした重要な海域)の日本での選定状況について、サイドイベントで発表することです。
 日本のマリーンIBAについて、当会では、国際的な鳥類保護団体であるバードライフ・インターナショナルのパートナー団体として約3年前から取り組んでおり、現時点で候補となっている海域について、16日に発表する予定です。また、今回のサイドイベントでは、世界のマリーンIBAも紹介される予定で、インターネット上でアクセスできるデータベースのお披露目も兼ねています。
 本会議の方では、海洋と沿岸域の保全に関する分野では、南太平洋とカリブ海・中西大西洋における重要海域(EBSAs)が提案がされる他、海洋への影響評価の研究や戦略的アセスメントを進めていくうえでのボランタリーなガイドラインの開発について等も議論される予定です。私たちの滞在は16日までですが、会議場の様子を伝えていきたいと思っています。
posted by IBA-WBSJ at 19:55| CBD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月17日

南港野鳥園の危機

IBAの一つである大阪南港野鳥園が存続の危機を迎えています。

橋下大阪市長のもとで進められている行政改革の一環である事業見直しで、「公共が関与する必要性の低い事業である。税を投入して継続する合理性が低い。存廃を含めて検討」とされています。
5月に行われたパブリックコメントでの意見提出した後、日本野鳥の会大阪支部による意見書提出に併せて財団よりも存続の要望書を提出しています。

写真 10月13日付、朝日新聞夕刊
朝日新聞夕刊.jpg
posted by IBA-WBSJ at 10:50| IBA全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月22日

7/10NHKさわやか自然百景で仏沼

特定非営利活動法人おおせっからんどの津曲隆信さんと麦沢勉さんからのお知らせです。

7月10日(土)に放映されるNHKの「さわやか自然百景」で、仏沼が紹介されることになりました。
すばらしい草原の自然をテレビを通じてお楽しみください。

7月10日(土)NHK総合テレビ 午前8:45〜8:49
番組HPは http://www.nhk.or.jp/sawayaka/ です。

再放送は
BShi 土曜 午前9:45〜9:59
総合 月曜 午前4:15〜4:29
   水曜 午前11:05〜11:19 (東北・関東・近畿・沖縄は別番組)
                   
BS2 日曜 午前6:10〜6:24
posted by IBA-WBSJ at 11:14| 035 仏沼・小川原湖湖沼群 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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