決議の別紙がラムサール条約会議と直接関係していないエジンバラで開かれた水鳥会議の宣言文なので、別紙として付けるのは不適切ではないか(中国)とか、水鳥にとって「重要」という湿地だけに限らなくても良いのではないかといった意見がありましたが、東アジアだけでなく、中央アジアやヨーロッパ・アフリカ、南北アメリカにもフライウェイの保全を進める枠組みは存在し、それらの促進も含まれるため、多くの国々から賛同の意見が出されました。
もうひとつは、今回、韓日のNGOがもっとも注目している決議31の「湿地生態系としての水田の生物多様性強化」です。今回のCOP10では、水田の生物多様性保全の重要性をアピールするサイドイベントが数多くあり、決議採択が期待されています。
議論では、これらの報告を受け、水田に湿地生態系としての大きな意義が存在することは、ほぼ共通認識となっている状況が示されました。水系を含めての保全強化を盛り込むべしとの意見もでました。しかし、中国からは、水田での食糧増産が最優先事項であり、有害生物も含めての生物多様性保全を進めるのは現実的にはむづかしいとの意見表明がありました。また第9節の、「この決議は湿地の水田への転換を容認するものではない」という部分はいらない(複数国)という意見もありました。
こういった文言の修正意見が多数あり、相反するものもあるので、夜8時半から、関係国で非公式会議を行い、決議案の修正を行うことになりました。この会議は、政府パートナーだけで実施されるので、NGOとしては韓日政府の活躍に期待して、結果を待つことになりました。(金井)
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