
10月29日にいよいよ、ラムサール条約COP10の本会議が始まりました。最初に議長の選出や議事の確認、その後常設委員会やSTRP(科学技術専門家のあつまり)、ラムサール事務局からの報告が続きました。基本的に、湿地の役割(気候変動緩和、食糧や水資源保全、エネルギー確保など)の重要性が今後もさらに大きくなることが再確認されました。鳥インフルエンザ問題への対応の必要性も大きな項目となっています。また、必要な科学技術の蓄積にしろ、活動の展開にしろ、資金確保が重要であることも議論されました。
NGOにとっては、極めて重要なことがありました。午後の会議開始時に、スンチョン市で10月25〜27日に開催された世界NGO会議の宣言が読み上げられたことです。この宣言は、世界中から集まった400名ものNGOのメンバーが、湿地保全についてNGOの立場からの見解をとりまとめ採択されたものです(10月27日の項参照)。当会からは山本裕と金井裕が、27日の宣言の採択に参加しています。
宣言内容を、最終的なとりまとめに尽力された日本湿地ネットワークの柏木実さんの報告から引用します。
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スンチョンNGO宣言は、NGO会議に6大陸の31カ国から400人以上の湿地のサイトで活動しているNGOや行政の人たちが参加して、10月27日に採択されたものです。
この中には、次のような内容が盛り込まれました。
○World NGO Networkという形で、継続的にラムサールにNGOの意見を伝え、
ほかのすべてのセクターと一緒に活動していくこと。
○いくつかの決議(1、8、13、23、28、31、25)に対してのNGOとしての立場の表明
○国際湿地復元賞の提案
○締約国、国際NGOが、NGO地域住民とより協力すること
また、韓国の問題として、住民の声を聞かないために賢明な利用ができなくなった例としてセマングムが挙げられました。各地の湿地破壊の問題についてはList of Concerned Wetlandとして配布されました。
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ラムサールCOP10NGO宣言英文.pdfお昼の時間には、この時間を利用して参加団体が活動の紹介や決議採択への働きかけを行うサイド・イベントというプレゼンテーションがあります。
金井は、当会もパートナー団体となっているEAAF(東アジア・オーストラリア地域フライウェイ・パートナーシップ)のサイドイベントに出席しました。ここでは、東アジアからオーストラリアに渡る鳥の保全のためには、この地域の各国が協力する必要を訴え、決議案22の「渡り水鳥保護への国際協力促進」採択を進めるものです。参加者は200名近くになって室内に入りきれないくらいの盛況でした。開始時に、EAAFのパートナー団体として、当会の紹介もありました。(金井)
posted by IBA-WBSJ at 20:00|
ラムサール条約
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